終戦間もない頃、税務署に勤務した弊社創業者が、“アルミ事業を通じて地域に貢献しようとする熱意と信念の人：竹平政太郎氏”に傾倒……。その後、自分の人生を賭けるもう一人の人物：竹平栄次氏を紹介され、昭和23年の立山鋳造株式会社の設立手続きに始まり、共に歩む過程で大栄アルミ工業株式会社が設立され45年目を迎えています。
昭和50年代に入りアルミ業界ではサッシが成熟期を迎え、次代の有望商品としてアルミ室内建具に期待を寄せました。しかしながら、木に馴染んできた屋内の建具を金属に替えるのは抵抗が大きく、大手各社がこぞって注力するも、普及は難渋を極めました。大栄アルミでも北陸地区の受け皿として立山アルミ室内建具“雅” の加工に取り組んだものの、他25ヶ所の加盟店同様に苦難の連続の有様でした。
そんな得意先の苦境を打開する方策を…との期待を背に、工務店サイドの利便性を高める為、襖・障子に加えて枠付き木製ドアにも挑戦する室内建具専門の新会社として、平成元年2月に大栄建材株式会社を設立致しました。

以来26年、開口部総合管理システム “ＤＴＯＳ” をビジョンに掲げ、“一日たりとも引戸やドアを開閉せずに過ごす人はいない－そんな大切な建具を供給するのが我々の仕事である”を念頭に置き、“建具のプロとなり、重宝され、社会に貢献する”を社是として、新時代の建具専門企業を目指して来ました。
和洋・材種を問わず建具を核として開口枠・造作材、関連資材まで総合的に手掛け、全国に年間15万枚を超すアルミ室内建具を施工するまで成長しましたが、その間のアルミ産業界の変遷もあり、10年前に大栄アルミ工業を併合し、インテリア建材部門と外部アルミ部門とで構成される現在の会社となっています。